NITRO MICROPHONE UNDERGROUND(ニトロ マイクロフォン アンダーグラウンド)について
先日、約7年ぶりに活動を再開してくれたNITRO MICROPHONE UNDERGROUND(ニトロ マイクロフォン アンダーグラウンド)。
ヒップホップ好きには説明不要、長年ストリートを見てきたヘッズであれば知らない人はいないでしょう。
今年はSWAGGER(スワッガー)の復活もあり、当時リアルタイムでストリートの空気を体感していた人たちにとっては、このNITRO(ニトロ)の活動再開はさらに胸熱だと思います。当然私もその一人。
なので今回は、彼らについて主にファッション面での話を絡めながら少しまとめましたので、NITRO(ニトロ)をあまり知らなかった人、今回の活動再開で胸が熱くなったヘッズの人たちに、是非読んでいただければ幸いです。
メンバーについて
まずはじめに、NITROは8MCで構成され、ぞれぞれが唯一無二の個性を持っており、多種多様な活躍をしています。
もし名前と顔が一致していない、という人は彼らの代表曲”NITRO MICROPHONE UNDERGROUND”のマイクリレーの順に名前を記載していますので、MVを見ながら照らし合わせて見てください。
GORE-TEX(ゴアテックス)、DELI(デリ)、BIGZAM(BIG-Z)(ビグザム)、XBS(エックスビーエス)、S-WORD(HOOK)(スウォード)、SUIKEN(スイケン)、DABO(ダボ)、MACKA-CHIN(マッカチン)、S-WORD(スウォード)。
また彼らを語る上で外せないのが、DJ HAZIME(ハジメ)、DJ WATARAI(ワタライ)、KING OF DIGGIN’ことMURO(ムロ)、JHETT a.k.a.YAKKO(ヤッコ)、MARS MANIE(マーズマニー)、MIKRIS(ミクリス)、KASHI DA HANDSOME(カシダ ハンサム)、TINA(ティナ)、EIGHT(エイト)などなどの豪華メンツがいますので、さらに深く知りたい人は、是非それぞれの関係性やNITRO(ニトロ)のメンバー個別で活動していたクルーなどについても調べてみると、より彼らの魅力を感じることができると思います。
特にAQUARIUS(アクエリアス)やTEAM 44 BLOX (チームフォーティフォーブロックス)、MONTIEN(モンティエン)、MABO(マボ)などの楽曲はオススメです。
アパレルやグッズのカッコ良さ、豪華さ、凄さは昔から異常
さて今回、活動再開のお披露目として先日6月20日(木)に、渋谷TSUTAYA O-EASTでワンマンライブ『LIVE19』が開催されました。
チケットは即完売は言うまでもないのですが、SNS上で話題になったのが物販アイテム。このアイテムたちがさらにヘッズの心を熱く、そして期待感を増幅させたのは間違いないでしょう。
今回のライブ用のTシャツをはじめ、
先日のRAP TEES(ラップティーズ)でも話題になった、お馴染みのロゴT。これは是が非でも欲しいやつ。
それ以外にも、UGG(アグ)やNEW ERA(ニューエラ)とのコラボアイテムなど、流石NITRO(ニトロ)と思わせられる豪華なアイテムばかりです。詳細は公式Instagramをチェック。
NITRAID(ナイトレイド)について
NITRO(ニトロ)はファッション面でも、ストリートに多大な影響を及ぼしました。
彼らはデビューして間も無く、自分たちのアパレルブランドを立ち上げます。その名も“NITROW”(ナイトロウ)。後にみなさんご存知“NITRAID”(ナイトレイド)へ改名。
同時期にSHAKKAZOMBIE(シャカゾンビ)の2人もSWAGGER(スワッガー)、PHENOMENON(フェノメノン)を立ち上げ、さらにHECTIC(ヘックティク)、MACKDADDY(マックダディ)、FL(フューチュラ)、BACK CHANNEL(バックチャンネル)、HIDE AND SHEEK(ハイドアンドシーク)などのブランドの人気も合間って、ストリートの熱気は一気に高まり、街にはそれらのブランドで全身を固めたヘッズで溢れかえりました。
中でもNITRAID(ナイトレイド)の人気は非常に高かったです。
ストリートの空気を上手く捉え、ヒップホップ的に落とし込んだデザインや、ヘッズの心をくすぐるアクセサリー類は今見ても秀逸なものが多いです。
当時は今のようにSNSが発達していなかったので、取り扱い店舗に置いてあるブランドブックや雑誌(主にSamurai Magazine、Ollie)に掲載される各メンバーの着こなしは、貴重な情報収集源の一つでした。
当時のブランドブック(私物)
このブランドブックの完成度の高さは今見ても凄いです。
さらにNITRAID(ナイトレイド)のデザイン面を支えたEight graphics (エイトグラフィックス)も忘れてはいけません。
氏が手がけているVisualreportsもチェック。
一大ブームを巻き起こした”REAL WEED”柄も氏のアイディアだとか。様々なブランドや企業ともコラボレーションを成功させたNITRAID(ナイトレイド)。中でもSTUSSY(ストゥーシー)とのTシャツは痺れました。
間違いなくNITRAID(ナイトレイド)は、NITRO(ニトロ)は一時代を築きました。そんな歴史があるからこそ、今回の物販の豪華さも当然と言えるかもしれません。
しかしそんなNITRAID(ナイトレイド)も、惜しまれながら無くなってしまいます。
ただ今回の活動再開で、SNS上でもNITRAID(ナイトレイド)のアイテムやNITRO(ニトロ)のグッズをまた着用する!と言った声が多いように、みんなが大事にアイテムを保管していたことにさらに胸が熱くなりました。
今から何かまた新しいブランドを自分たちで、という事はないでしょうが、NITRO(ニトロ)のグッズはLIVEの度にでも出してくれるとヘッズとしては、非常に嬉しいですね。
そしてこれからどんどん、当時を知る人たち、新たに知った人たち含めてヒップホップシーンがさらに盛り上がっていくと期待しています。
まだまだ語りたい事はありますが、ファッション情報サイトなのでこの辺りで。
最後にこちらの記事は必読でお願いします。小木“POGGY”基史氏がホストを務める”POGGY’S FILTER”。
非常に貴重な読み応えのある内容となっています。
日々の更新情報はLEAK TOKYO 公式Instagramをフォローお願いいたします。