ナイキCEOがエア ジョーダン レトロの減産を表明 2027年から希少性モデルへ
ナイキのヒルCEOが四半期決算説明会で「希少性のモデルに立ち返る」と述べ、2027年からエア ジョーダン レトロの生産量と発売頻度を絞る方針を表明した。エア ジョーダン 1 HIGH のカラー数は2021年20型から2026年12型へ減少。購入はSNKRSで。
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ナイキが、エア ジョーダン レトロの供給量を意図的に絞る方針を明らかにした。エリオット・ヒルCEOが直近の四半期決算説明会で表明したもので、実施は2027年から。発売するモデルの種類そのものを減らすのではなく、1モデルあたりの生産数と投入頻度を落とす形になるとみられる。
CEOが認めた「レトロの供給過剰」
ヒルCEOは説明会で、ジョーダン ブランドのフットウェアについて「我々が作り上げた希少性のモデルに立ち返る」と述べた。そのうえで「象徴的なレトロ製品を供給過剰にしてきた」と認め、レトロに負わせてきた役割が大きすぎたという趣旨の発言をしている。特定のレトロのローンチについて、投入量と発売頻度の両方を意図的に削っていくという説明だ。
背景にあるのは在庫のだぶつきである。かつてなら即完だったエア ジョーダン 3「True Blue」やエア ジョーダン 5「Grape」が店頭に残る状況が、海外メディアで繰り返し指摘されている。
エア ジョーダン 1 HIGH のカラー数は5年で4割減
減少はすでに数字に出ている。Sole Retrieverによれば、エア ジョーダン 1 HIGH のカラーウェイ数は次のように推移していると報じられている。
- 2021年:20型
- 2025年:15型
- 2026年:12型(コラボを除くと7型)
2021年のピークと比べれば、2026年時点で約4割減。コラボ以外の通常カラーに限れば3分の1近くまで絞られている計算になる。2027年の方針は、この流れをさらに加速させるものと受け取れる。
同四半期はダンクの売上が約50%減
同じ四半期の全社売上は112億ドルで前年同期比4%減。ホールセールが68億ドルで1%減、コンバースは2億6,300万ドルで28%減だった。定番のダンクもこの四半期で売上が約50%落ちたとされており、レトロとダンクに寄りかかった商品構成を組み替える必要に迫られていることがうかがえる。
買う側は「待てば買える」前提を捨てる段階に
供給が絞られれば、ここ数年のように発売日を数日過ごしても定価で買えるという状況は減っていく。狙っている復刻があるなら、SNKRSのローンチカレンダーを早めに押さえておくほうが安全だ。逆に、2026年のうちに消化されずに残っている在庫については、年内のセールで動く可能性もある。減産が効いてくる前のこの端境期は、定番カラーを定価以下で拾える最後の時期になるかもしれない。
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